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実際に経験しないと分からない事。

1月31日(土)

今日は朝8時頃アパートを出て自転車に乗って血を売りに出掛けた。
僕がいつも血を売っているプラズマセンターまで自転車で約15分の道のりである。アパートを出てひたすら西へまっすぐ進む。大学のキャンパスを抜けて、ちょっぴり治安に不安がある住宅街を抜けるとミシシッピ川沿いの堤防に突き当たる。ここまでの道のりが6~7分。一旦自転車を降りて土手の斜面の道なき道を登ったら遊歩道を北へまっすぐ進む。8分程進むとプラズマセンター付近に到着するのである。本当はもっと近道があるのだが、道幅の割りに交通量が多く自転車で行くには危険だったり、単純に自転車だろうが徒歩だろうが治安的に通り抜けるのが危険な地域があったりと色々ルイジアナ的な理由でいつも遠回りをせざるをえないのである。

そう言えばもう一年以上も前の日記に書いたのだが、まだ血を売りに行き始めたばかりの頃、自転車で寂れた住宅街を走っていた時に突然ヒモにつながれていない獰猛でデカい犬に追いかけられた事がある。(その日記はこちらです。)

それからは例え遠回りになろうとも二度と同じ道は通るまいと心に誓って今のルートに落ち着いたのだが・・・

今日の朝、ミシシッピ川の堤防まであと少しというところで普通に道端をフラフラしていた犬2匹に突然追いかけられた。2匹の内1匹はマルチーズみたいな小型犬で黒と灰色の混ざった毛色をしている(ここでは仮に「灰チーズ」と呼ぶ事にしよう)。灰チーズに関しては、実は今までも結構頻繁にその辺りをウロウロしている所を僕が自転車で通りかかって小型犬特有の甲高い声で思いっきり吼えられた事があった。でも、恐れるに足りない程小さいので怖がるまでもないし、逆に車道にいきなり飛び出したりして車に轢かれたりしないか心配になる位だったのだが、今日はなぜか僕の乗っている26インチの自転車のタイヤの直径と同じ位の高さで全長1メートル以上はあろうかという大型犬のお友達を連れているのである(ここでは仮に「お友達」と呼ぶ事にしよう)。

白くてライオンのような毛並みをして、口を思いっきり開けて何故か不気味なくらい紫色に染まった舌を出しながら自転車に乗っている僕を追いかけてくるお友達。そしてお友達を後から追うように、後ろからいつもの甲高いピッチで吼え続ける灰チーズ。灰チーズはどうでもいいが、お友達のガタイのデカさはシャレにならん。

灰チーズはいつも車道を一本横切って、堤防沿いの土手を登る途中で諦めて帰っていくのでその辺りまでが奴らの縄張りなんだろうと勝手に高を括っていたが、これが大間違い。どうやらお友達の縄張りは灰チーズのそれよりも広範らしく、僕が土手を登り切り、再び自転車にまたがって遊歩道を北に走り出しても余裕で追いかけてくるのである。

僕が小さい時は、「犬って言うのは逃げれば逃げるほど追いかけてくる。」「野良犬を見ても怖がらずにゆっくりと歩けば大丈夫。」と父に教わったのだが、僕が自転車を降りてゆっくり歩きながら土手を上っている間も2匹共僕の自転車を囲んで物凄い勢いで吼えてくるではないか。どうやら父の教えはアメリカの犬には通用しないらしい。それとも父の教えそのものがそもそも間違っていたのか。

かれこれ2、3分間追い掛け回され、吼え続けられ、「どうやらコイツら、噛みはしないな・・・」と薄々気付きつつあったものの、やはりあれだけデカい犬が紫の舌を出しながら追いかけてきたら怖い。そこで父の教えに逆らって、一か八かで自転車を全力で漕いで2匹ともスピードで振り切ってやろうと決心する。だが、これが裏目に出る。幾らスピードを上げてもお友達の方は余裕で追いついてくるのである。しかも一旦追いついて僕の右側に回り込んだかと思ったらわざとスピードを落として今度は後ろから左側に回り込む。完全になめられている。僕はどうやら4本の足で走る犬という獣のスピードを完全に見くびっていたようである。

しかも最初は灰チーズの吼えに釣られて結構厳つい剣幕で追いかけてきたお友達だが、僕がスピードを上げた辺りから何か楽しそうに尻尾を振っているではないか。さては、追いかけている内にどうして追いかけ始めたのかを忘れてしまったクチらしい。でも馬鹿犬の癖に体がデカい所が性質が悪い。

このままずっと追いかけられ続けたらどうしようと不安になったのだが、程なくして2匹とも諦めて追いかけてこなくなった。

助かった・・・

今朝の事を思い出してこうして文章にするだけでもまだ胸の動悸がする・・・


で、僕はどちらかと言えば猫よりも犬の方が好きである。世の中には犬が怖いと言う人がいるが、以前はあんなに人間になつく動物が怖いだなんて考えられないと思っていた。でも、やっぱりそういう人達は皆小さいときに犬に噛付かれたりとか、色々怖い思いをしたのだと思う。僕も紐につながれて散歩している犬を見てもちっとも怖いと思わないが、自転車に乗っている所を突然物凄いスピードで追いかけられたら相当怖い。本当に怖いんです。

もし、「良い歳した大人が犬を怖いなんていうのはみっともない」なんていう気持ちが心の隅に少しでもある人がいるとしたら、是非ルイジアナで自転車に乗っている所を犬に追いかけられてみて欲しい。これは実際に経験してみないと分からない怖さだと思う。でも一番良いのは、実際に経験してみないと分からない怖さなど経験しないで済む平穏な人生だという事は、僕自身よく分かっているのだけど。

それにしても、来週からどのルートで血を売りに行こうか・・・



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